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【動画で紹介】ASKAという天才の本質とその音楽


NEVER END

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覚醒剤の容疑で再び逮捕されてしまったASKA。不起訴ということで釈放されたが色々と釈然としないこの一連の騒動からはまだまだ目が離せない。

個人的にという前置きで一つ言及しておくと。お茶を入れたという証言は事実の立証という掟の盲点をついたものであり、虚言の可能性をどうしても疑ってしまう。もしも事実であるとすれば、第三者による入れ知恵なりネットで情報を事前に仕入れていた可能性が大きく、その動機として尿検査に対し陰性反応を捏造する必要性がある場合に限られるわけで、つまりは覚醒剤をやっている人間しか持ちえない行動原理である。
普通の家庭に都合よくスポイトがある時点で不自然でもある。あっても押し入れの中にしまいこんで大掃除の時ぐらいしか思い出されないへこんだ道具箱の中ぐらいだろう。

ニュースやネットでは警察や捜査機関のずさんさを非難する声が多いが、今回に限っては検察が司法として公平に機能したのだから見方を変えれば結果的には許容されるべきものだというのが個人的な考えだ。そもそも、本気で起訴する気があったのかと思えるほど警察の初動はゆるいものだったことにこそ違和感を覚える。

さて。
彼について書くことを僕は今まで避けてきた。あまりに虚しく、あまりに悔しく、そしてあまりに腹が立つからだ。

でも、なんとなく今このタイミングで書かなければいけない気がしたので書くことに決めた。

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僕は好きなアーティストがとても少ない。響く音楽が少ないのだ。だから自分で自分の好きな音楽を作るようになった。

基本的にはオルタナティブやクラブロックなど直情的なものを好むのだが、高い能力や技術的なクオリティーありきで好きになることも多い。

能動的に聴く数少ないアーティストを挙げてみよう。

 

・Linkin Park

・Nirvana

・ラウル・ミドン

・Dream Theater

・スガシカオ

・NY移住以降の米倉利紀

・MIYAVI

 

そして、ASKAだ。

 

僕は一時期大手レコードレーベルの関係会社に在籍し作曲編曲及びプログラミングの仕事をしていたこともあり、ライブハウスも持っている。昔からレコーディングやPAなどのエンジニアや講師なども務め、現在もちょくちょくエンジニアとしてお仕事をいただくことがある一応「音楽のプロ」である。

その音楽のプロとしての視点と個人的な主観から、このASKAという男の音楽について掘り下げてみたいと思う。おそらく、一般的に持たれているイメージや評価とは異なるはずだ。

ASKAの音楽の本当の魅力

まずはこれを一番に伝えておきたかった。

彼の音楽の魅力、世の中のイメージはやはり「SAY YES」そして「YAH YAH YAH」が強いだろう。甘くて美しいメロディーラインのラブソング、そして声量を活かしたダイナミックな曲の王道二面的なイメージだろうか。

男と女やひとり咲きなどのフォークテイストな曲からの音楽性の変化にはデビュー当時からのファンは戸惑ったかもしれない。

どちらにせよ、これがASKA、そしてChage&Askaに対して多くの人が持っているイメージなのではないだろうか。

 

冒頭で「基本的にはオルタナティブやクラブロックなど直情的なものを好むのだが、高い能力や技術的なクオリティーありきで好きになることも多い。」と書いたが、この全てを持っている天才こそが、他でもないASKAだ。

 

「えっ?ASKAの美しい音楽が?」

 

はっきり言おう。彼の音楽の本質は非常にエモーショナルであり、アンダーグラウンドである。これは彼自身の本質とも言えるかもしれないが、そんなイメージを持っている人は少ないだろう。例えばこのライブを聴いてみてほしい。

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どこか破滅的な曲と歌詞、そしてボーカルは3:27からさらに魂をえぐり取られるような叫びに変わる。その後に続くRED HILLもまさに彼の内面をこそげ出したような曲だ。

ASKA自身が「売れるように作った」と明言するSAY YESは彼らのイメージをオシャレなラブソングを歌う人達として定着させたが、それはとんでもない間違いであり、その間違いはASKAの作戦通りに彼らを一躍トップアーティストへと押しやった。

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これが、僕が惹かれるASKAであり、彼の本質であると思っている。

「これからは、自分のやりたい音楽をやっていく」

そう宣言してからの彼の音楽には、そういった本質が色濃く出ている作品が多いように思える。


どこまでもストイックで、人間の本質、自分の本質と向き合い、希望と絶望を繰り返しながら旋律と言葉を生み出してきた。その哲学的な詞は、彼の苦悩そのものであるか、あるいは苦悩に希望や愛の服を着せた美しいものか、である。

多くのファンはこうした彼の音楽性の露出が増えてきたことに戸惑い、離れたファンも多いと聞く。

「いつまでも俺をあの日の姿で 閉じ込めようとする群れがいる」

Chage&Aska -群れー より抜粋

ASKAは間違いなく音楽の天才である

Chage&Askaがこれまで残した功績は大きい。チャゲアスファンからは怒られるかもしれないが、ASKAの突出した才能と輝きありきでのスターダムであることは現実として直視しなければいけない。その上で、やはりASKAではなくChage&Askaだったからこそ評価、実現したことも多いのだろう。
日本人としてはじめてのMTVアンプラグド出演、日本人として初めての韓国公演、挙げ出したらキリがないが、 海外での評価は非常に高く、カヴァーオムニバスが作られるくらい多数の大物アーティストが崇拝し、アジアでの人気は今だ高い。まさに世界レベルの才能と言ってもまったく過言ではないのだ。それぐらい、特に音楽に精通する人間から見たASKAの能力は凄まじいのである。音楽の怪物である。

ボーカリスト、作曲、作詞、各分野で突出した作家やアーティストは多数いる。

しかし、彼の怪物たる所以はこの全てを高い次元で持っていることにある。
小室哲哉氏をもって国宝級と称される唯一無二の歌唱は言わずもがな、作曲能力に至っては頭がおかしいとしか思えないような進行と帰結。

加えて、ビジュアル(好みによるが)も良くステージングも超一流である。ここまでの世間の評価でさえ低いぐらいであり、反面、音楽業界での彼の評価はすこぶる高い。これは有名タイトルのゲーム音楽をいくつも手掛けた生粋のプロであり、ASKAや周りのサポートミュージシャン達とも面識のある友人の話でもあり、友人自身も深い尊敬の念を持っていた。

社会的に影響の大きな事件を起こした男をべた褒めのようで恐縮だが、僕にとってのASKAは好き嫌い、肯定否定の対象ではなく、音楽の神様なのだ。

少なくとも、彼の作った音楽はこの世からなくなるべきではない。彼の才能がこのまま世の中から消えていくのは日本の、世界の損失であると思っている。大げさではなく、それぐらい飛びぬけた才能なのだ。

彼の才能が凝縮された作品はたくさん紹介したいが、キリがないのと本稿のテーマとは違うのでまたの機会に改めさせていただく。

衝撃的な覚醒剤での逮捕は僕には衝撃ではなかった

これまで述べたように、ASKAの本質を理解すれば覚醒剤での逮捕は特段驚くようなことではなく、「やっぱりか」といった感想を持ったのが正直なところだ。

ASKAと自分を同列同類に並べるほどおこがましくはないが、自分もかなりストイックで妥協が下手な部類である。一時期仕事が集中して作曲やら編曲やらレコーディングやら編集、ミックス、マスタリングまで毎日スタジオにこもり作業していた時期がある。その期間約9ヶ月。毎日明け方まで作業をしていた。

だが毎日煮詰まり、毎晩気分転換と称して近くの馴染みのBARでタンカレージンをボトルで空けていた。フラフラの頭と体で、しかし不思議といいメロディーやアレンジ、言葉がいくつか生まれたのを覚えている。そんな夜を繰り返した。繰り返すしか、なかった。

ある日から激しい咳と共にレバーのようなものを吐くようになった。さすがに検査に行くと血の塊だとわかり、肝臓がかなりやられていて入院となった。

それ以来、大好きなタンカレーはご褒美の時にだけ飲むお酒となったが、覚醒剤はそうはいかない。

もちろん覚醒剤と、それに染まったASKAを肯定も擁護もしない。
しかし切り捨てきれないどこかの部分で、少しだけ、ほんの少しだけ、わかってしまうのも事実なのです。

何が彼を覚醒剤へと駆り立てたのかはわからない。
最初はロンドンという異国の夜が誘ったただの興味と好奇心だったのかもしれない。再びそれを求めた原因はなんだったのか。長年患った声の不調か、音楽と向き合いすぎたのか、それはわからないが、少なくともギフハブなんてものは後付けの悪循環でしかない。

今、ASKAは新しいアルバム発表に向けて準備中だとのこと。親しい間柄でもない彼という人間も覚醒剤もどうでもいい。こちら側から見た彼は、どこまでいっても虚像でしかないのだから。ただ、自分にとっての音楽の神様として、早く彼の音楽を聴きたいし、何の罪もない音楽が自粛の名のもとこの世から消えていくのは許せない。

ブログでしてやったりな記事を上げるASKA。

マスコミや警察への不満、不信感を公表という形にしようとしているASKA。

しかし、少なくとも覚醒剤で逮捕され、実刑判決を受けたのは間違いのない事実なのだ。それが捏造、冤罪だというのならまだしも、二度目の逮捕の原因は過去の過ちにあるのだ。怒りを向けるなら、矛先はそんな過去の自分であってほしかった。それがとても残念で、虚しくて、悔しいです。

 FUKUOKA

彼がクリスマスの今夜にプレゼントとしてファンに届けた楽曲「FUKUOKA」

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来年発売予定の新しいアルバムの最後に収められている楽曲である。

枯れた上澄みは積年の美か それとも重みか。
想いを馳せる故郷と母へ 誇れる歩みの始まりであらんことを。

 

Merry Christmas Mr.ASKA

Merry Christmas Mr.ASIA

 

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