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【東京都議選】安倍晋三首相が行った演説での「内閣総理大臣」記載の垂れ幕は公職選挙法違反か?


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(出典:youtube

7月1日都議選最終日に秋葉原で行われた安倍首相の応援演説

この時に使用された垂れ幕に「内閣総理大臣」という記載があり、公選法違反ではないかと非常に多くの方が息巻いております。

公選法 第136条の2をみなさん根拠にしているようです。

 


 


 

はっきり言いまして、

非常に安直で一元的な文章解釈です。

 

公選法違反だとする声

 

 

 

 

某ブログのFBページでも...

 

 

しかしあれですね、平和を唱えて安倍政権を批判する人ってものすごく攻撃的で平和の平の字も感じませんね...

バカとかすぐ使うし。

 

公選法 第136条の2「地位の利用」の解釈

上記某ブログのFBコミュでの僕の返答を転載しておきます。

当然、それら条文は全部読んだ上でのコメントです。
仕事上の理由で法律はある程度勉強していますので。
また、その条文を根拠に公職選挙法違反だと多くの方が言っていることもわかっています。で、普通の人はそれをそのまま解釈するよなぁということもわかっています。

さて。
内閣総理大臣の掲示が公職選挙法違反にあたるかそうでないか。
法律をしっかり勉強している人、公選法に限らず様々な判例を勉強している人、法解釈傾向を通念的に把握している人、からすれば笑い話です。もちろん弁護士もそうでしょう。←実際の話しです。
ことさら大きく報じられないのも、判例が出ないのもそういう理由です。

内閣総理大臣の掲示は地位利用にはあたりません。
肩書を掲示することが=地位を利用していると考えるのはあまりに安直です。

まず一つに。
総理大臣は国務大臣のひとつです。国務大臣ということは政党内閣です。同政党候補を応援することは当然の権利であり地位利用にはあたりません。これがダメなら、いかなる大臣位も選挙演説や応援演説をすることができなくなります。

また、内閣総理大臣だろうが自民党総裁だろうが地方市議だろうが「地位」です。それを”利用”したものは公選法違反です。今回の場合、もしも安倍氏が地位を利用したのであれば、内閣総理大臣の掲示をしていなくても罰せられるでしょう。時の政権の総裁といえば立派な地位ですから。

では地位の利用とはなにを差すのか。


一般的には、「その職にいないと遂行することができない行為」です。
関係者、関係機関への権限、影響力の行使(命令権、人事権、予算権など)です。
また、国民に対し権限における圧力(例えば独裁的に有権者の主権を奪い投票の選択権を奪う、投票しなかった有権者になんらかの不利益を与える、など)も地位利用になります。

決して、地位をアピールするとか垂れ幕に書くとかそんな程度の低い解釈ではないのです...。

それよりも選挙妨害の方がよっぽどわかりやすい公選法違反ですけどね。

 

もちろん、これらが地位利用にあたるという判例が今後出る可能性もある。以前のNHK記事でも書いたが、法律は解釈、判例は時事風潮や勢力、裁判官の価値観にも左右されるもの。ただし、判例のない現在は↑これが最も正しい解釈であることは間違いない。

ちなみに、これが地位利用だと言うのであれば民主党時代を含めほとんどの歴代総理大臣が違反していたことになるのだが、ことさら安倍総理の時だけ攻撃するということは法律の尊守なんて誠実な動機ではなく、政治的思想ありきといえるだろう。

 

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