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英語力皆無でAirbnb(エアビーアンドビー)に手を出した結果...


未来の生き方様からのインスパイア記事です。確かに翻訳アプリ便利だし最近の精度はヤバイよね!という前提なので、決して否定記事ではないんですが、できるだけ頼らずに英会話するメリットもあるよ!という体験談を書かせていただきます。おす。 

mirainoikikata.hateblo.jp

 

ほぼほぼ外国に住んでいた

僕は2014年9月~2017年1月まで沖縄の北谷町美浜に住んでいました。北谷町は沖縄でも特に米軍とその家族などが多く住み、旅行客も合わせれば隣の席も歩いているのもほぼ外国人という環境で日々暮らしていました。

僕は海外に行ったことがないのですが、サンディエゴをモデルにしたという景観と外国人だらけの美浜は異国そのもの。まあアメリカ人は「サンディエゴwwwえwww」と笑っていましたが。

 

ほぼほぼ外国と言っても過言ではないでしょう。多分。行ったことないから知らんけど。

 

どんな暮らしをしていたかは下記を見ていただくとして。

 

note.mu

 

ところで僕、英語が全く喋れません。

 


でも書いたとおり、中学もまともに出ていませんので中学生レベルの英語すらわかりません。ディスイズアペ~ンはわかってもアイハブアペ~ンのハブの意味を知ったのは20代もそこそこになってからだったろうか。そんなレベルです。

 

そんな僕がAirbnbに手を出した...

Airbnb、一度ぐらいは聞いたことあるでしょうか?世界中に民泊システムを提供するプラットフォームで、日本でもオリンピックに向けて規制緩和が進んでいます。

沖縄という観光地、立地条件最高の一軒家、これもうやるしかないでしょっ今でしょってことで、うちもAirbnbやったんですよ。(※古い何かがさらっと混じってるけど気にしたら負け)

 

宿泊の98%外国人

 

世界中から訪れる日本屈指の観光地である沖縄。ある程度は覚悟していました。が、そこまでとは思っていませんでした。

 

「外国人泊まりに来てもスマホの翻訳アプリでなんとかなるやろw」

 

そう簡単に考えていた時期が僕にもありました。

 

もちろん事前にAirbnbサイト上でやり取りがあるのですが、親切なことにやり取りの画面に翻訳機能が実装されていて、細かいこと除けば特に困ることもなくやり取りできるんですね。だから、実際に泊まりに来ても問題ないと正直ナメてました。

 

うちは人気のアメリカンビレッジすぐそばという屈指の立地条件と物件の良さですんごい人気やったんです。あ、これ全然自慢じゃないですほんと。石田靖兄さんと未知やすえ姉さんが見に来たぐらいイケてる外人住宅ですけど別に全然自慢じゃないですほんと。22:10ぐらいからだけど全然見なくていいですほんと。

 

詳細はこちら

 

嘘つきましたサーセン。

せっかく自慢できるチャンスだったのでここぞとばかりにブチ込みました。

良いとこ住んだら自慢したい。芸能人に会ったら自慢したい。

そういう庶民感覚、大事です。知らんけど。

 

まあ、なんだ。初月から稼働率95%ぐらいで予約が埋まっていったわけです。インバウンド事業としてやっていたので『仕事』としてページ構築やマーケティング、コミュニケーションなどもしっかり運営できていたと思います。

だけど、やっぱりナメていました。ナメてたなぁー...と思い知らされました。

 

始めから翻訳アプリありきでしか考えてなかったし、それが実際の会話では全く通用しなかったのですから。

 

翻訳アプリは優遇される立場ではじめて機能する

一番痛感したことです。

これはどういうことかと言うと、例えばお客さん側だったり観光客側という『相手が気を使ってくれる側の立場』ではじめて機能するということです。

 

翻訳アプリに文字を打ち込む(又はボイス変換)→見せる→完璧ではないであろう翻訳英文をなんとか読解しようと努力してくれる→英語が解らない相手に伝えようと言葉を選ぶ、もしくは同じく翻訳アプリで日本語へ変換してくれる...

 

スマホで手軽に翻訳して会話できるというイメージがあるかもですが、これって実はかなりのプロセスが必要であり、面倒なことなんですよね。

相手がこの面倒な行為、やり取りに付き合ってくれる気遣いがあってはじめて成立するんですよね。また、『◯◯駅はどこですか?』程度の単一の質問であればそこまで時間は要さないかもしれないけど、これが ”会話” となれば全然別です。

 

これは宿泊に来てくれた外国人(欧米、中国、台湾、韓国などから)とのコミュニケーションの実体験として痛感したのですが、お金払って宿泊してもらう、ということは主導権的に相手が尊重される立場ですよね。お客さんですから。通常なら、時間を取らせないようスムーズに事が運ぶようにこちらが英語を喋れて当然なのです。

ただ、民泊という性質上、「オーナーは英語が喋れません。翻訳アプリでのやり取り、スローな英会話となります」という条件付けで受け入れることができますし、それに同意の上で宿泊に来てくれています。

みなさんとてもフレンドリーでしたし、そこら辺の事情も考慮してゆっくり喋ってくれました。

性質上、こういうお互いの気遣いや助け合いで成り立ちやすいものですが、しかし、どう見積もっても『対等』までです。

宿泊に来てくれる外国人は貴重な休みを使ってできるだけ多くの時間を楽しむために使いたいと思っていますし、そのために手続きややり取りがスムーズに行えることを望んでいます。

 

そういう相手に対して、会話を翻訳アプリを使って行うことは実質成立しませんでした。

 

最初の10組ぐらいは皆さん困った顔や呆れた顔、翻訳アプリを介しても上手く意思疎通ができないことへの苛立ちや諦めといったリアクションでしたね。

そういう初期のお客さんは、最低限の挨拶だけで本当に泊まるだけ、日程が終わればそそくさと帰国し後日Airbnbのレビューも書いてくれないしリピーターにもなりませんでした。当然っちゃ当然ですよね。

 

でもですね。かなり儲かったんですよねぶっちゃけ。なので、「こりゃ無理だ」と諦めず、なんとか満足してもらえるにはどうすればいいかを試行錯誤しました。で、まず思いついたのが

日本語喋れる外国人の友だちに通訳してもらう

でした。その役目を快く引き受けてくれたのが

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トルコ人のアントニオです。とっても仲良し。

愛するアントニーのためにPRを挟んでおきましょうかね。

istanbulkebabhouse.jp

 

やり取り自体はなんとか翻訳アプリで我慢していただいて、おもてなしをアントニオ交えてやってみようという作戦。

家での食事会や飲み会に来てもらったり、外食先に来てもらったりして楽しい旅のひとときを過ごしてもらえたと思います。

 

でも、楽しませたのはアントニオであって僕らではない。

 

事実、アントニオと宿泊客の英会話は速いし何言ってるか全くわからないしでほとんど会話に入れませんでした。

翻訳アプリでー...って出す暇もないしそんな空気でもない。楽しい会話に水を差してしまうだけなので一緒に笑うぐらいしかできませんでしたね...

 

結局、アントニオと宿泊客の間には楽しい時間と友情が芽生えることはあったし、「素晴らしい友達と会わせてくれてありがとう!」というメッセージはもらえましたが、これ、僕らはあまり関係ないよね。

 

結局、最初からずっと英会話から逃げ、この期に及んでも機械や人に頼っていただけでした。

こんなことを繰り返していたら、レビューに紐付けられる評価値下がって誰も泊まりに来てくれなくなる。そんな危機感ばかりが募りました。


 


あるカップルとの出会い

ある日宿泊を申し込んでくれた韓国の女の子がいました。なんでも、普天間基地所属の軍人さんが彼氏で、会いに行くために度々北谷で宿泊しているのだとか。

まだ外国人とのコミュニケーションにビビっていた僕でしたが、サイト上でのやり取りの時点でものすごくいい子だったのでぜひ来て下さいということに。

 

このカップルとの現場でのやり取りも最初は微妙な空気が流れました。嫌がられたとかでなく、すごく気を使わせてしまっているのがひしひしと伝わってきます。

ことあるごとに翻訳アプリを入力→会話の空白の微妙な空気...→あまりにタイムラグあるのでボイス入力してみる→滑舌悪くて正確に認識されないw→文字入力でやり直す→全然会話が進まない...

一段落して送り出す間際に「あ、そういえば!」的に話しかけられる→油断してアプリ落としてたもんだから慌ててスマホ出してアプリ立ち上げて...

 

カップル、早く遊びに行きたいのでしょう。玄関の外へすっごい前のめりになりながら待ってくれている...ものすごく申し訳ない。

 

このカップルの一言が一瞬で全てを変えた

初日の夜。

フッカバー(シーシャバー)に行きたいということで近くのBARへ一緒に行きました。飲み始めたら翻訳アプリとかもう面倒でね...。

言葉通じなくても一緒の時間を楽しもう!酒を飲み交わせば言葉でない部分で通じ合えるだろう!

なんだかそんな気分にさせる熱帯夜でした。そのカップルの人柄もそんな気分にさせたんでしょう。良い意味で気を抜かせてくれました。

 

ほんと、適当にね、喋ってみたんです。

酔っ払ってたから力ぬ抜けたグダグダの適当英語。

 

「あなたの英語は、とても上手です!」

 

その時にはじめて気づいたんですよね。1時間ぐらい喋っていることに。

 

あれ?もしかして、会話成立してる?

 

翌日も、家呑みして8時間ぐらい楽しく談笑しました。

翻訳アプリも通訳も一切なしで。

 

英語が上手だと言ってくれた韓国人の女の子は実は英語の先生でした。笑顔で頷きながらイエー!っと言ってくれた軍人はもちろんアメリカ人。オクラホマ出身。

 

以降、むちゃくちゃ仲良しになって毎月1回~2回は泊まりにきて一緒に遊びました。沖縄撤退した今でも交流のある大事な友達で、6月に沖縄で会う約束をしています。

そんな彼らとの写真。ウンビとディーン。

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なぜ突然喋れるようになったのか?

グローバル社会とはいえ、僕を含めて、未だに多くの日本人は英語に対してコンプレックスがあるように思います。

苦手意識から「通じなかったらどうしよう」、というコミュニケーションに対する恐怖感が芽生え、接触時にはあたふたしてしまいがちです。

 

なぜかいきなりコミュニケーションが取れたあの夜。

 

酔っ払っていたことでリラックスできたのと、思い切りができたことが大きかったのではないかと思います。

英語を喋る時、発音って気になりますよね?「下手な発音して通じなかったら...笑われたらどうしよう」そんな恐怖心があります。結果、やたらと舌を巻いてしまったり、オーバーな発音してしまったり、逆に抑揚のない日本語英語をしてしまったり。

 

これが、酔っ払うと自然に ”グダっ” とした口調になりまして。力まず巻かず上ずらず小さめの声でグダグダァ~喋ると不思議とそれっぽい発音になり、じゅうぶん通じる、むしろ上手いと言ってくれました。なのでその喋り方でどの外国人にも話しますが、普通に会話になります。

 

もうひとつ気になるのが文法ですよね。

 

全然気にしなくても大丈夫です。

 

単語と身振り手振りで伝えるだけで伝わります。

途切れ途切れでいいし多少間違っていても前後の文脈や会話の流れでだいたい伝わります。

例えば「僕は大阪から沖縄に引っ越してきたんだよ」

これを伝える正しい文法なんてわかりませんが、

 

アイ フロム オオサカ!んん... ムーーービィィーーング(飛行機のジェスチャー)オキナワ!グッドライフ!HAHAHA!

 

通じます。

 

逆に、相手の言葉も表情やジェスチャーを見ながら単語単語、たまに分かる接続詞などを拾うだけでだいたい理解できます。

 

大事なのは、正しい文法か正しい発音か、ではなく、通じるか通じないかだと実体験で痛感しました。(もちろん海外でビジネスをするならダメだろうけど)

 

それ以来、外で会う外国人だろうが宿泊に来た外国人だろうが翻訳アプリは基本使わなくなりました。会話で意思疎通ができるってやっぱりすごく楽しい!(もちろん、絶対に理解させなければいけない大事な要項などは翻訳アプリで読んでもらいますが)

 

このカップルのおかげで自信がつき、宿泊に来てくれた外国人はみんな楽しんでくれるようになったし一緒に食事やお酒を楽しむ機会も増えました。というか必ず飲んでた。レビューもすごく良い評価を書いてくれるしリピーターも増えました。

↑のカップル以外にも外国人の友達がたくさんでき、今でも交流したり遊んだりする大事な友達ばかりです。

 

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普天間基地の宿舎が嫌いで頻繁に泊まりに来てたブライアン(笑)彼女ができたということでお祝いに彼の大好物のカツ丼をごちそうしました。彼とは沖縄へ行くたびに遊ぶし、黒人だけのミサへ呼んでくれたり一緒にその協会のゴスペルのバックバンドをやったりと色んな経験をさせてくれました。

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中国、台湾、韓国のアジア圏からやフランス人なども載せきれないけど本当にたくさんの外国人と友達になれました。

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 体験を通して伝えたいこと

翻訳アプリを否定はしません。確かに便利ですし最近はさらに精度も上がってビックリします。

使用すれば確かに間違いのないように意味は通じるのかもしれません。

しかし、意味が通じることと、コミュニケーションというのはまた違うものなのだと思います。

機械ごしではなかなか楽しい会話は生まれにくいです。楽しい時間がなければ友達にもなりにくいです。

 

人と人。

言葉や文化の違いがあれども、心を通じ合わせるのに機械は必要ないのだと理解した体験でした。

 

まあ、お仕事や海外旅行では絶対に役に立ちますけどね。

ベクトルは違えど、未来の生き方様の言うように英語の勉強は必要ないというのは同意ですね。

 

あと、お酒に関して賛否ある昨今ですが、僕はやっぱり偉大だなと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。ペコス。

未来の生き方様、引用させていただきありがとうございました。ペコス。

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