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シノイズム

考察,実業論,アイティー,ライフハック

【日米問題】オスプレイ不時着に沸く沖縄




www.huffingtonpost.jp

会見見ましたが、在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン氏、キレ気味でしたね。

僕が見た会見では「感謝してほしい」という文言はなかったですが、もし本当に言ったのなら「非難されるいわれはない」ぐらいにしておけばよかったのに。

ネット上ではよく理解もせぬままここぞとばかりに批難が巻き起こっておりますが、では、沖縄在住、日米問題や国防問題に関し、いくつか取材経験もある自分なりの見解を。

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不時着か、墜落か

とりあえず現段階では、不時着です。

「どう見ても墜落だろう!」「メディアの情報操作だ!」「政府の従米姿勢だ!」などという意見を散見いたしますが、言葉の意味をよく調べてから書いても遅くありません。

不時着か墜落かは、機体や結果の状態ではありません。プロセスの問題です。コントロールできる状態で市街地を避け、海(予定外の場所)に不時着を”試みた”のであれば不時着です。

当然海は着陸を想定された場所ではなく、オスプレイは海上運行を行えるようにはできていないので破損の可能性は当たり前ですが上がります。

人がいないことを確認して空中でパイロットが離脱すれば以降はコントロールを離れますので機体の損傷、大破は免れないでしょう。

ですが、大破しているから墜落ではありません。あくまでどういったプロセスでその結果を招いたか、です。

海に墜ちたのか、海に落としたのか。

まあ、どっちにしろ怖い思いをする地域住民にとってはただの屁理屈でしかないですけどね。ブラックボックスも回収されたようなので、この表現は調査が進めば墜落に変わるかもしれませんね。

オスプレイは本当に危険か

特にSNSなどではメディアの言うことを真に受けて「オスプレイは危険!」と非難している人が多いように思えます。不思議なことに、↑のように「メディアの情報操作はひどい」「正しい情報を発信せよ」と言っている方がなぜかメディアに踊らされることが多いですね。不思議ですね。

不思議ですねと言いつつ不思議でもなんでもなく、結局は「米軍基地反対!」という思想信条に都合の良い情報は信じ、都合の悪い情報は信じないというだけなんですけどね。大多数はそんなもんです。これは別に良い悪いではなく、そんなもん。

 

オスプレイは危険と言っている方はなにをもってそう思うのでしょうか?

まず、オスプレイというのは非常に優秀な航空機です。離着陸に滑走路を必要とせず、550km/hもの高速で大量の物資や人員を輸送できるので有事や災害時には非常に有効です。もっとも、運用に関する練度はもっと上げる必要があり、そのための訓練でもあります。訓練、ということは熟練ではないので事故やトラブルの可能性は必然的に上がりますが、それはオスプレイという機体自体の性能とはイコールしません。

今回の事故も、オスプレイ自体ではなく空中給油訓練における状況トラブルが原因ですので、「だからオスプレイは危険なんだ!」というのは少々安易なのでは。

 

ちなみに防衛省のwebサイトにはオスプレイの事故率についての資料が公開されていますので、オスプレイは危険、と盲目的に思っている方は一度目を通してみてください。

 

MV-22オスプレイ 事故率について

 

まあ、なにせ未だ米国様ありきの我が国日本。それが現実。

計上しなくてもギリOKしょ!ぐらいのものは省いてできるだけ事故率を下げている可能性もなきにしもあらずですが、少なくとも他の航空機よりも大きく事故率が高いなんてことはありません。

オスプレイを危険だからという理由で反対するのであれば、戦闘機、ヘリ、旅客機まで全て反対運動しなければいけませんよ。オスプレイなんか比較にならないぐらい街の上バンバン飛んでるんですからね。

では何が危険で何が問題なのか

危険なのはオスプレイではなく、普天間基地です。

普天間基地反対運動の際、活動家のみなさんが当時配備されたオスプレイに対し試作段階での事故や過去の事故を持ち出して抗議材料としたことでそれがいつの間にか「オスプレイは危険」という認識が広がりました。沖縄メディアもその認識定着に大きく貢献しました。それがみなさんの持つ「オスプレイは危険」という意識原理です。

それを言い出せば飛行機もヘリも車も全てに試作段階があり、試験運用があり、残念ながら多くの事故がありました。ましてや重力という自然の摂理に逆らって空を飛ぶんです。いずれにも事故やの可能性は付き物です。その上に成り立ち、我々の生活や移動を支えるなくてはならないものとなっているのです。

ですので、問題視すべきはその訓練や運用がどこで行われているか、です。

オスプレイなど個別の何か、を問題視しても意味はないのです。

意味はないというのは半分諦めではありますが、これは経済や国同士の都合など色々あるものに個別にいちいち抗議してても無駄です。はっきり言って。極論、事故で1000人死んだって国として引けないものは引かないでしょ。ほんとは皆さんもどこかでわかってるでしょ?

 

で、普天間近くに住んでる住民としては、率直に普天間はとても危険だと思います。オスプレイに限らず、市街地の近距離上空を訓練機を含めた多くの航空機が飛びまくっているわけです。万が一事故が起これば大変なことになるのは目に見えています。

ちなみに僕が住んでいる北谷も多いですが、海と基地が近いので万が一の時でもそれこそ海に不時着できる距離なのでそこまで不安にはなりません。

 

で。普天間基地ですが、そもそも論として危険だからあれだけの反対運動が起こっているわけですよね。

(普天間基地反対運動をされている方々の果たして何%の方が本当に危険だから運動しているのかは知りません。政治利用されている方も多いのはまあリアルに知っていますので。)

だからこその移設先としての辺野古基地なわけですが。

こちらも反対運動えげつないですよね?

辺野古周辺住民は条件付きで容認なのにも関わらず。

まあここらへんの事情は過去の記事などを読んでいただくとして。

shinosts.hateblo.jp

 

 

本当に住民の命最優先で市街地での事故リスクを無くしたいのであれば即刻移設すべきです。自然、ジュゴン、色々問題はあります。ですがそうこうしているうちに事故起こったらどないすんのん?

思うんですがね。

オスプレイ反対!普天間基地反対!言うてる人は辺野古移設賛成!って言うべきなんじゃないかと思うんですよね。とにかく目の前にある危険、人命、というものを本当に考えているのであればね。

どちらも反対、米軍反対、基地反対、とただ闇雲に言うのはただのきれいごとです。命だ危険だ尊厳だ!戦う私どう!問題提起する私どう!シェアしちゃう俺どう!にしか見えません。

本意ではないにしろ、すぐにでも危険要素を撤去するには辺野古移設。

県外移設やら米軍撤退やら決まるまで待つの?その間に普天間で事故起きたらどうするの?

はっきり言っておきます。

現段階でオスプレイ含め普天間基地の危険を招いている、もしくは長引かせてしまっているのは米軍でも日本政府でもなく、辺野古移設反対運動や沖縄県そのものです。住民の容認が取れている以上、速やかに移設すべきです。

 

米軍が撤退すればいいとかオスプレイを廃止すればいいとかそういう長期的スパンを要する解決への議論は現時点では愚の骨頂です。

極論、今日明日の危機の話として速やかに解決するにはどうするのが一番効率的でより人命の危機の可能性を下げられるか、という議論でなければいけないはず。

そう考えた場合、さっさと辺野古移設を完了させて、危険リスクをまず下げる。

それから辺野古基地反対なり米軍撤退要求なりすればいいんじゃないんですか?

 

自然?ジュゴン?言ってることはわかりますが、では沖縄県で埋め立て計画がどれぐらいあるかわかってますか?消されていく美しい自然や海、生き物は辺野古だけではありません。それも、米軍ではなく県主導で行われる事業がほとんどなのですよ?

 

また、一般市民が何を言おうと何をしようと辺野古移設がなくなることはありませんし反対運動によって米軍が沖縄から撤退することもありません。もしもあるとすればもっと大きな事由か、米国の都合によってです。

 

「日本は米国従属」

その通りです。それが現実。

その現実を前提に物事を考えなければ、理想や思想だけでは人命は守れないし国も守れないのですよ。

 

 

 本日のまとめ。

 

・危険なのはオスプレイではなく普天間基地。

・「現実」においての目前の危険回避に関し米軍やオスプレイに文句をつけても仕方ないし問題視すべきはそこではない。

・本当に安全と人命を考えるなら本質と根底を見るべき。

 

最後に。

普天間基地にとても仲良くしているマリーンの友達がいます。

当然に普天間基地移設問題や反対運動の渦中にいるわけですが、友人がいるから反対運動なんてかわいそうだなんてことは思いません。それもこれも、全てが抗えない現実であり本質なのですから。

 

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