読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

シノイズム

考察,実業論,アイティー,ライフハック

【考察】神戸連続殺傷事件 元少年Aの魔




f:id:shinosts:20170331011037j:plain

(画像出典:http://www.huffingtonpost.jp/

1997年。世間に衝撃を与える凄惨な事件が起きた。

兵庫県神戸市須磨区で起きた「神戸連続児童殺傷事件」である。

 

【※気分を害される方もいるかもなので、以下一応観覧注意です】

 

今でもこの時期になるとニュースで流れるぐらい衝撃的な事件だった。

僕は兵庫県の西宮市出身である。甲子園球場のある街と言えばわかるだろうか。

事件が報道された当時も西宮市の甲子園駅近くに住んでいました。神戸までは特急で20分前後。(現在は神戸市に在住)

 

テレビから流れてくる凄惨な事件の報道。

舞台となった神戸市の須磨区は当時、僕の実家がある街でした。

21歳の僕はそれでもどこか他人ごとのようにそのニュースを見ていました。

 

(事件の詳細はリンク先に参照していただき省略させていただきます。)

神戸連続児童殺傷事件 - Wikipedia

 

当時のニュースでは酒鬼薔薇聖斗という犯行声明文に使われた名前についての呼び方を真面目に検証していたりして。

「しゅきばらせいと」「さかおにばらせいと」など色々憶測されていたけどなぜか「さかきばら」とは誰も呼ばなかったんですよね。

当時、不良の文化と習性の研究を専攻しており当て字などにも多少精通していた僕は「いやいや、さかきばらまさとやろ!」と、当時の彼女にかなりのドヤ顔で言った記憶があります。

まさかなんのヒネリもなく「せいと」と呼ぶとは思わなかったですが...

 

そんなことはどうでもいいんですが。

 

その事件の犯人、元少年Aが太田出版から出した手記「絶歌」

 

絶歌

新品価格
¥743から
(2017/3/31 01:18時点)

遺族の許可を取らずに一方的に出版された絶歌に対して世間からはかなり厳しい抗議が寄せられ、大田出版からは以下の様な説明が出されました。
 

www.bengo4.com

 

テレビの向こう側では物知り顔のコメンテーター達が元少年Aの思考や心理を分析していました。そもそもあれだけ凄惨な事件を起こせる人間の神経や感情、マインドなど理解できるわけもないのに。

 

最近ではこんなニュースも話題になりましたね。

headlines.yahoo.co.jp

 

ちなみに僕はこの絶歌、読んでいません。

テレビやネットで公開された抜粋だけで気持ち悪くなってしまって、とてもじゃないけど読める自信がなかったのです。

特に、◯ろしてはいけない理由を

「どうしていけないのかは、わかりません。でも絶対に、絶対にしないでください。もしやったら、あなたが想像しているよりもずっと、あなた自身が苦しむことになるから」

引用:http://www.bengo4.com/

 

という自分本位で主観に終始した返答にものすごい嫌悪感を覚えました。と同時に、このテーマについて自問自答する日々が続きました。

 


 


 

道徳とは。

人の美しさを引き出すのではなく、人の悪魔的本質を抑止するためのすり込みなのではないか。

人に優しくしましょう、人を傷つけることはいけません、広い心を持ちましょう...そう教えなければいけないのは、反面的な理由と根拠があるからかもしれません。

同じく法律もそうだろう。

 

戦争では大義名分のもと多くの命が失われました。言い換えれば、多くの命を奪いました。善良な一般市民を撃った兵士はその罪悪感に一生苦しむでしょう。

 

でもそれが憎むべき相手だったら?

確かに異質で憎悪するべき体験としては苦しむでしょう。

だけど、その「死」に対しての苦しみなのでしょうか?

 

こんなことを考えだしたら、本当に何日も思考が頭から離れません。

 

だけど考えても考えても答えはでません。

 

本質を抑止し蓋をして出来上がっているこの社会においては、垣間見える本質こそが異質だと思うのです。

我々はみんな服を着た怪物であり、服を脱いでドス黒い肌を見せた怪物を怪物だと呼ぶ。そんな世界に生きています。

 

伝えたいのは。

人間の本質は悪魔的なだけではないということ。それはあくまでも側面の一つにすぎません。

虫を◯ろすことさえできない優しい心の持ち主や、愛する家族のために人生を捧げる人もいます。

されども、人生を捧げるほど愛する家族のためなら場合によっては他人を躊躇いなく◯ろせる人もいるでしょう。

 

こんな考察をいくらしたところで、「◯ろしたい」という明確な動機をもって行動化したこの元少年Aの異質さ異常さの上澄みほども理解できようはずもない

 

被害者、そして被害者遺族に安寧が訪れることを願います。

Copyright © 2017 ShiNOiSM All rights reserved.